MiniBlog 060624-060711
06/07/11 D.Friedmanの「法と経済学」定期試験の翻訳(4)。
06/07/09 D.Friedmanの「法と経済学」定期試験の翻訳(3)。
06/07/07 駐車監視員制度が導入されて1ヶ月が過ぎたが、それは市民の日常生活にいろいろな影響を及ぼしている。駐車違反という外部性を内部化しようと試みるのは正しい(放っておくのがベストということでなければ)。しかし外部性の解決として一般的に見られるものの多くは間違っている。 リバタリアン的あるいはアナルコ・キャピタリスト的解法は道路の私有化である。 民間道路会社は他の利用者の迷惑になる駐車違反を効率的な範囲で処理するだろう。 軽微なものは無視するだろうし、特別料金を払う者にはある程度の路上駐車を認めるだろう。 アナルコ・キャピタリストの分析の仕方は政府を独占の集合体と見ることである。 道路はその一つだ。道路の場合あまりにも非効率なため独占(事業)に見えないだけである。 驚くべきことにそれは大部分の場所で料金を取っていないのだ。 こんな非効率な「企業」が駐車違反をうまく取り締まれるはずがない。 政府が道路を売りに出すと、道路はそれを最も高く評価する者の手に渡る。彼が高く評価するのはそれが多くの利益を生み出すと考えるからである。 そして彼が実際に多くの利益を得るとき、彼は多くの利益を人々に与えている(交換の大原則)。 なおすべての道路を私有化するといっても皆がばらばらに所有するわけではない。 仮に区画でバラ売りしたとしても、道路はスムーズにつながっていてこそ価値がある。 嫌がらせに交差点の1区画だけ購入しようとしても、そのときは「道路企業家」が作った株式会社をオーバービッドしなければならない。 06/07/06 準決勝でホスト国ドイツを破ったイタリアは見事だったが、ちょうどその試合の中継中に北朝鮮ミサイルの第一報が入ってきた。日本代表はサッカーでも外交でもふがいない。Jリーグは日本の国内政治同様あまり国民の関心を集めなくなるだろう。 サッカー日本代表を強くしながら、北朝鮮に制裁を加える方法がある。 それはブックメーカーを日本で自由競争させることだ。 サッカーにあまり関心のない層(とても分厚い)がJリーグを見始める。 Jリーグの市場規模が広がる(活況になる)。選手の年俸は上がる。 小学生がサッカーを始める。 職業としてサッカーを本気で考える中高生が増える。 身体能力に優れた人間が多くサッカーを選択する。 Jリーグのレベルは上がり日本代表の力は底上げされる。 国民はもっとサッカーを見る。また市場が広がる。 ブックメーカーは大盛況になる。 一方ですべてのパチンコ屋はブックメーカーに消費を奪われる。 ただでさえ規制でつまらないのだから相当に。 これは妄想というより正しい経済理論である。 (強い日本サッカーのためにはおそらくサッカーだけを解禁したほうがいいが、 北朝鮮の制裁のためにはすべてのギャンブルを解禁・民営化したほうがいい。) 06/07/05 D.Friedmanの「法と経済学」定期試験の翻訳(2)。 この問題はR.Coaseのアイデアを凝縮したものになっていて、 初心者がすぐに全部理解できるものではありません。
06/07/04 D.Friedmanの「法と経済学」定期試験の翻訳(1)。 問題や解答の意味については講義ノートや対応するLaw's Order の章が参考になります。
06/07/03 法と経済学の翻訳本はけっこう出ているのに、(どう見ても優れた入門書である)Law's Order の翻訳はいまだに出ていない。 が、幸いこの本はドラフトがネットで入手できるし、D.Friedmanのサイトには他にもローエコに関するものがいろいろと置いてある。 このページにある過去の定期試験(模範解答つき)は、 それ自体が重要ポイントを押さえた短い入門的サマリーになっている。 コストパフォーマンスがいいと思うので明日からいくつか翻訳していくことにする。 06/07/01 今日さっそく300円になったマイルドセブンと320円になったマルボロメンソール(夏場だけ吸う)を買った。自分に関する予測は「消費量は変わらない」 「政府から取られる金は値上げ分まるまる増える」「他のものを買う量が減るので貧しくなる」。 『ヤバい経済学』は新しいアイデアや意外な事実がなく読むところがない。 啓蒙書でインセンティブの広範囲な適用ということなら『ランチタイムの経済学』のほうが断然いい。 ポズナー判事にはエリックという息子さんがいてやはりシカゴの先生である。 法哲学のコーナーにある『法と社会規範』という硬そうな本はゲーム理論のソフトな応用であり、『ヤバい経済学』のようにどちらかというと社会学の本である。 つい最近出た『法の支配―オーストリア学派の自由論と国家論』はD.Friedmanからの引用が多い。 著者は「国公法学界の新人類(ルビでハイエキアン)」ということだが、 社会科学としての経済学をとても高く評価しているようだ。 リバタリアニズムの入門書としていいと思う。 06/06/30 『ヤバい経済学』に続き、またシカゴの本が出た。 『ベッカー教授、ポズナー判事のブログで学ぶ経済学』。 でも残念ながら「法と経済学」部分は少ない。 アメリカの法律に関する専門的事例ばかりでは売れないという判断なのだろう。 日本では「法と経済学」がほとんど知られていない。 経済学内部でもマイナー扱いである。 しかし法学部と経済学部が大学の主要学部なのに 「法と経済学」が重要でないはずがない。 管理人が興味をもつニュースはかなりの確率で「法と経済学」絡みである。 以下はこの本の知的財産権とプライバシー権の部分の元記事。
06/06/24 YouTubeが流行っている。 ここはちょっとした動画を共有するのにとても便利だ。 アーノルド・シュワルツェネッガーがテレビ版 Free to Choose を紹介するビデオとソ連崩壊のすぐ後に行われたというロスバードの講演 The Future of Austrian Economics へリンクしておく。後者は有名らしい。
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