アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

アナルコ・キャピタリズムの戦略 

05/11/27 アナルコ・キャピタリズムは現実とかけ離れており、 近い将来に実現する可能性もないので、 俗に言う「トンデモ」な理論だと思う人も多いに違いない。

たしかに無政府資本主義社会は過去中世のアイスランドに存在しただけで、 近代社会には存在したことがない。 だから政府や国家のない社会がどう機能するのかなどふつうは想像もつかないし、 誰もそれについて考えようとしないというのは当然である。

政府は泥棒だ不道徳だとか、そのやることなすこと非効率で国民を貧しくするだけだ などと叫んでみても、他人には先が見えているように見えず、 じゃあ政府がなかったらどうなるのと返されるのが落ちである。

そういうわけで他人を納得させるためには、じっさいに無政府資本主義社会のモデルを提示してみせることが必要になる。 David D. Friedmanは積極的にこれをやった。 そのモデルは少なくともナッシュ均衡になっていないといけないし、 さらに説得力をもつためには、それが頑強で安定性が十分に保証された均衡 であることを示さなければならない。

とはいえ無政府資本主義社会は無から生まれるまったく創造的なもの というわけではない。 今ある世界だって世界政府のようなものは存在せず、また万国共通の法や言語・貨幣があるわけでもなく、十分にアナーキーである。 加えて警備会社・保険会社・民間の裁定機関・傭兵など、 現実に多くの無政府資本主義社会のヒントがある。 ありそうなモデルは自然に出てくるのだ。


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