アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

差別論(2days) 

06/02/01 差別は悪いからなくそう、などと言う人は絶対リバタリアンではない。 リバタリアンはあらゆる差別を容認する。

リバタリアンの考える人権というのはただ財産権であり、 主張するのはいつでもその保護だけである。 Non-Aggression Principle だけが重要であり、 けっしてサヨクによく見られるような主張はしない。 黒人の入店を拒否するメガネ屋があってもいい。 人間の多様な好みを擁護するのが真のリバタリアンである。

人種差別にしろ性差別にしろ、差別の問題に政府が介入すると悪化する。 (日本固有の問題でいえば、被差別部落を政府が特権階級化していることが人々の差別意識を強化している。)差別は放っておくのがいちばんである。

○○差別・嫌○・反○といった、ある種の人々への偏見や差別意識というのはたいてい相手をよく知らない、 個人の見分けがつかないという情報の非対称性から生まれる。 情報の非対称性が相互の利益機会を消滅させるので、 この点で介入したくなるかもしれないが、 相互の利益機会がある限り人々はそれを追求するものであり、 問題は勝手に解決されるのである。

(大事なのは個人個人のつながりである。情報を入手するコストが高いときは、 ある種の人々をステレオタイプでまとめて扱いがちであるが、 個人がまったく見えなくなっては損失を出すばかりだろう。)


06/02/08 差別について書いた06/02/01の最後の部分がわかりにくかったかもしれないので少し具体的に説明。

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○○差別・嫌○・反○といった、ある種の人々への偏見や差別意識というのはたいてい相手をよく知らない、個人の見分けがつかないという情報の非対称性から生まれる。情報の非対称性が相互の利益機会を消滅させるので、この点で介入したくなるかもしれないが、相互の利益機会がある限り人々はそれを追求するものであり、問題は勝手に解決されるのである。

(大事なのは個人個人のつながりである。情報を入手するコストが高いときは、ある種の人々をステレオタイプでまとめて扱いがちであるが、個人がまったく見えなくなっては損失を出すばかりだろう。)
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たとえば雇用機会における女性差別を考える。 ある職業では慣習として女性を雇わないとしよう。 (昔の電車・バスの運転士など。平均的に空間把握力で劣るからなどの理由で。) だが中にはその適性に優れた女性もいる。 相互に利益のある交換が発生しないのは問題だとして ちょっと経済学に理解のある官僚が乗り出す。 企業に最低5%の女性枠を設けるよう指導する。 しかしこれはまずい。 たぶんその女性枠によって差別意識が強化される。 そして内部で不当な扱いを受ける。 この損失により全体として問題が改善されたかはあやしくなる。

はじめそういう慣習があったとしても 雇用者と被雇用者はやがて自然につながる機会を見つける。 こう言い切れるのは「そこに利益があるから」である。 一般に有能なタイプを見分けられる企業、 また需要があるものを見つけ出しそれを消費者とマッチさせることのできる 企業は市場で利益を上げられる。

情報の非対称性はたしかに外部性と同じくやっかいなものである。 これらの点で市場はたまに失敗する。 だが市場は自力で改善していく性質がある。 市場の失敗は問題ではなく、それを無理に是正しようとする政府の失敗だけが問題である。(情報の非対称性から政府の介入を正当化するゲーム理論を使った攻撃には、 やはりゲーム理論を使って私的メカニズムの優位性を示すことで防御できる。) 政府が何もしなくても女性運転士は市場が求める程度にまで増えるのであり、 ただそれだけが望ましい。

性差別・外国人差別・嫌韓・嫌中・反日・反米・反ユダヤ、国家が介入してこなければ何でもありである。放っておけば利益を求める個人個人によって彼らは自然に仲良くなっていく。一部に残ったとしてもそれは好みなのであり、効率的なので問題ない。


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